重さがあるてこを利用した道具にさおばかりがあります。さおばかりは昔から使われてきた重さをはかる道具です。棒の重さに注意しながら解いていきましょう。
「さおばかり」応用問題
Q:長さ1mで重さが100gの棒を使って、下図のようなさおばかりをつくった。棒の左はしから30cmのところで支え、左はしから5cmのところに荷物をのせる重さ100gのかごをつるし、重さがわからないバナナをのせた。このとき、棒の右側に重さ100gのおもりを、支えているところから45cm離れたところにつるすと水平につり合った。これについて、以下の各問いに答えよ。
(1)かごに何ものせていないとき、棒を支えているところから何cmの位置に100gのおもりをつるすと棒は水平になるか。
(2)図のように棒が水平になっているとき、かごにのせたバナナは何gか。
(3)このさおばかりで測れる重さには限度がある。何g以上になると測れなくなるか。
かごに何ものせていないとき
棒に重さがある問題なので、重心におもりの重さをつるします。太さ一様な棒なので、中央におもりの重さをつるします。あとは、左と右に回転させるはたらきをそれぞれ考えると答えが求まります。
支点から右側に5cmの位置につるすと、棒が水平になることがわかります。
バナナをのせたとき
バナナをのせた後も、同じように左右のバランスを考えます。
さおばかりの限界
さおばかりで何gまで測れるかを問われています。このとき、さおばかりの最も右におもりをつるして考えます。
「さおばかり」応用問題 解答
A(1)5cm (2)160g (3)260g
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