中学受験算数の文章題で頻出の「のべ算(帰一算)」は、「のべの人数」や「のべの時間」を使って解く問題です。たとえば、「1人でやると○時間、3人でやると?」というような仕事算や作業の問題では、この考え方が非常に有効です。本記事では、のべの時間を使った典型問題の考え方、式の立て方、つまずきやすいポイントをわかりやすく解説します。受験に向けて応用力をつけたい人にぴったりの内容です!
のべ算(帰一算)の問題
4人で目的地まで2時間20分の列車の旅に出かけました。あいにく座席が3つしかあいていなかったので、目的地まで同じ時間だけ交代ですわることにしました。1人のすわっていた時間は、何時間何分かか求めなさい。
のべ算(帰一算)の問題のポイント
「のべの、時間」を利用した計算
- 使用時間×座席の数=のべの使用時間
- のべの使用時間÷人数=1人の使用時間
のべ算(帰一算)の問題の解説
<手順➊>
座席3つの、のべの使用時間、つまり、すわっている合計時間は、
60×2+20=140分より
140×3=420(分)
<手順➋>
これを4人が同じ時間だけ交代ですわるから1人は
420÷4=105(分)
よって1時間45分
のべ算(帰一算)の問題の解答
1時間45分
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