室町時代は日本の歴史の中でも武士の台頭や文化の発展が特徴的な時代です。中学受験で頻出の室町時代の重要ポイントを効率よく押さえ、よく出る対策問題に挑戦しましょう。本記事では、室町時代の政治・文化・社会の基礎知識と、実際に出題されやすい問題をわかりやすく解説します。
室町時代のよく出る対策問題
次の文を読んで、それぞれの問いに答えなさい。
(1)下線部1の人物について述べた文として正しいものを、次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 後醍醐天皇が吉野で南朝を成立させて以来、約60年間も続いた南北朝の時代を統一しました。
イ 明徳の乱では山名氏を、応永の乱では管領家の細川氏を討ばつして、有力な守護大名の勢力を弱めました。
ウ 明国の皇帝の要求を受けて、倭寇を取りしまるために、貿易船に通信符をもたせて日明貿易を行いました。
エ 幕府内の政治対立から、弟の足利直義との間で身内同士の争いを引きおこしました。
(2) ( 2 )の人物は、京都の東山に慈照寺銀閣を建立したことでも有名です。この人物の氏名を、漢字で答えなさい。
(3)下線部3について、この時期に発生した加賀の一向一揆について述べた文として正しいものを、次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア この一揆は、幕府のキリスト教の禁教や領主の悪政に抵抗して農民がおこしたものです。
イ この一揆は、本願寺派の門徒たちが守護の富樫氏をほろぼして、その後、近畿や東海地方に勢力を拡大したものです。
ウ この一揆は、蜂起した馬借に民衆が呼応して、徳政を要求して高利貸しを襲撃したものです。
エ この一揆は、国人と農民たちが畠山軍を国外に追放して、8年もの間自治支配を行ったものです。
室町時代のポイント解説
① 室町時代とは?
室町時代は、1336年ごろから1573年まで続いた時代。京都の室町に幕府があったため、「室町時代」と呼ばれている。
② 室町幕府を開いた人物
足利尊氏が1338年に征夷大将軍になり、室町幕府を開いた。鎌倉幕府がほろびた後にできた新しい武士の政権。
③ 南北朝の争い
この時代のはじめには、天皇が2つに分かれてしまう「南北朝時代」があった。南朝は奈良の吉野、北朝は京都にあった。最終的に北朝の天皇に統一された。
④ 守護大名の力が強くなる
各地の守護(しゅご)が力をつけて「守護大名」と呼ばれるようになり、自分の土地や軍隊をもつようになる。これがのちの戦国大名につながる。
⑤ 金閣寺と銀閣寺
室町時代には文化も発展した。
金閣寺:足利義満が建てた。
銀閣寺:足利義政が建てた。
「東山文化」と呼ばれるわび・さびを大切にする文化が広がった。
⑥ 応仁の乱と戦国時代の始まり
1467年に起きた「応仁の乱」は、全国をまきこむ大きな戦いだった。11年間続き、室町幕府の力が弱くなった。この乱のあと、日本は戦国時代に入っていく。
まとめ
室町時代は、足利氏による武士の政治が行われた時代。守護大名の力が強くなり、文化が発展した一方で、大きな戦いも起き、次の戦国時代へとつながっていった。
室町時代のよく出る対策問題の解答
(1) ア
(2)足利義政
(3) イ
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