中学受験国語「よく出る敬語の問題」

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中学受験国語「よく出る敬語の問題」です。

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よく出る敬語の問題

A.次の下線部の敬語の種類を後のア~ウより一つずつ選びなさい。
(1)校長先生が話される
(2)本が三冊あります
(3)教室で先生をお待ちする
(4)ご指導のほど、お願いいたします。

(語群)
アていねい語 イ尊敬語 ウけんじょう語

B.次の下線部を、ていねい語を用いて書き換えなさい。
(1)ライオンはねこ科の動物だ
(2)真実はだれにもわからない
(3)父は、昔、野球少年だった
(4)夏休みはみんなでめだかを観察しよう

C.次の下線部の言葉を尊敬語にしたものを、後の語群から一つずつ選びなさい。
(1)県知事が視察に来る
(2)お客様がスキーをする
(3)校長先生が賞状をくれる
(4)先生が私の絵を見る

(語群)
アなさる イいたす ウくださる エいらっしゃる オ拝見する カご覧になる

D.次の下線部の言葉をけんじょう語にしたものを、後の語群から一つずつ選びなさい。
(1)お客様の写真を見る
(2)出された料理を食べる
(3)約束の時間にお宅に行く
(4)先生に旅行のおみやげをやる

(語群)
アうかがう イ拝見する ウ差し上げる エいただく

敬語のポイント

敬語は、人をうあやまう気持ちを表すために用いる言葉で、丁寧語・尊敬語・けんじょう語の三種類に分けられます。

ていねい語…話の相手をうやまう気持ちを表す言い方。
(例)おはようございます。 学校に行きます。 明日は誕生日です。

尊敬語…話の相手や話題になっている人の動作などを高めて、うやまう気持ちを直接的に表す言い方。
➊特別な言葉を用いる。 (例)先生のおっしゃるとおりです。
➋「お(ご)~にjを用いる。(例)先生がお帰りになる。
➌「~れる(られる)」をつける。(例)校長先生が会議に来られる。
➍「お(ご)」をつける。 (例)もうすぐおたんじょう日ですね。

けんじょう語…自分を低めていうことで、話の相手や話題になっている人をうやまう気持ちを間接的に表す言い方。
➊特別な言葉を用いる。 (例)先生のご意見をうかがう。
➋「お(ご)~する」と言い方をする。 (例)お客様をお迎えする。

尊敬やけんじょうの意味を表す主な動詞(特別な言葉)

通常の言い方 尊敬語 けんじょう語
言う おっしゃる 申す・申し上げる
行く・来る いらっしゃる 参る
たずねる うかがう
食べる・飲む めし上がる いただく
いる いらっしゃる おります
する なさる いたす
やる 差し上げる
くれる くださる
見る ご覧になる 拝見する
聞く うかがう・うけたまわる

よく出る敬語の問題の解答

A
(1)イ
(2)ア
(3)ウ
(4)イ

B
(1)動物です(動物でございます)
(2)わかりません
(3)野球少年でした(野球少年でございました)
(4)観察しましょう

C
(1)エ
(2)ア
(3)ウ
(4)カ

D
(1)イ
(2)エ
(3)ア
(4)ウ

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