中学受験国語「説明文の指示語・接続語の問題」

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中学受験国語読解「説明文の指示語・接続語の問題」です。

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説明文の指示語・接続語の問題

次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

 心の友をつくるためには、長期間に渡って相手とコミュニケーションを取り続けることが必要である。その際に相手に嫌われることや、悪く思われることを恐れずに思ったことを相手に伝えることが大事だ。学校の先生の述べるたまたま出会う仲良しクラブである➊「物理的な出会い」では、単なる遊び友達は出来ても本当の心の友はつくることができない。

なぜならたまたま同じ集団に属していたり、人から紹介されたりして知り合っただけでは相手の中身までは知ることが出来ないからだ。長期間に渡ってコミュニケーションを取り続けることで、相手のことを十分に理解した上で付き合うことが出来る。

しかし、それにより相手の悪い部分が見えてきたり意見がすれ違ったりすることがあるかもしれない。そこで相手の顔色を伺って嫌われることを恐れてはいけない。思ったことを素直に相手に話すべきだ。心の友とは、互いの考え方や価値観の違いも理解し合える関係だと思う。全く同じ価値観や考え方を持っている人間は存在しない。

だから私たちは互いの意見を尊重し、受け入れる必要があるのだ。私が中学生の時、同じ部活の友人と意見が食い違って喧嘩をする事が何度もあった。しかし本音や不満など、思っていることを隠さずに何度もぶつかりあったことで、今では互いの意見や価値観を理解し尊重し合える関係になれた。

よって、長い時間をかけて互いに自分の意見や思いをぶつけ合うことが本当の心の友をつくるための一番の近道だと考える。

問一 ➊「物理的な出会い」では、本当の心の友はつくることができない。とあるが、なぜできないのか。(  )にあてはまる適語を5字で文章から抜き出せ。

同じ集団に属していたり、人から紹介されたりして知り合っただけでは、(   )まではわからないから

問二 ➋「しかし、それにより相手の悪い部分が見えてきたり意見がすれ違ったり…」の「それ」が指す内容を次のようにまとめた。(  )にあてはまる適語を文章から抜き出せ。

長期間に渡る(     )や相手のことを十分に理解した上で付き合うこと

問三 筆者は、この文章を通じて、心の友とは、どんな関係と述べているか。20字程度で書きなさい。

説明文の指示語・接続語の問題の解説

問一 
・本文中に、「なぜなら」とその理由を述べている部分を探す。
・「なぜ」と問われたら、ふつう文末は、「~から。」と結ぶ

問二、
・文頭にある、「こそあど」ことば(=これ、それ、あれ…)は、直前の文に答えがることがほとんどです。

問三
・説明文の場合、筆者の主張は、最初の段落と、最後の段落にある場合がほとんどです。入試の場合は、最初の段落が主張でなく、問題提起の場合もある。
・どんな関係かと問われているので、文末は、「~の関係」と結ぶとよい。

説明文の指示語・接続語の問題の解答

問一 相手の中身

問二 コミュニケーション

問三 互いの考え方や価値観の違いも理解し合える関係

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